事業紹介
三関ファームの取り組み
農業は人類の歴史と深く結びついており、私たちの生活から切り離せない重要な要素です。三関ファームでは、自然と共に生き、環境保全と土壌の維持を重視しながら、安心安全で食べられる野菜の生産に全力を注いでいます。
また、「農業」という本来の概念に縛られず、地域行事への参加やボランティア活動など、農業以外の活動にも積極的に取り組んでおります。
三関ファームの取り組み
農業
三関せり
山々からの伏流水が豊富な三関の地域で生産されるセリです。
独特な味わいとシャキッとした歯ごたえが特徴的で、秋田名物の「きりたんぽ鍋」の具材として定番の材料となります。
より自然に近い形で栽培が行える「露地栽培」では、8月に定植を行い、早ければ1ヵ月ほどで収穫が可能です。豊富な水源とたっぷりの日差しを浴びて育つセリは、青々とした鮮やかな姿に成長します。このように育ったセリは、新鮮で力強い味わいをお楽しみいただけます。
徹底した管理を行いながら栽培を行う「ハウス栽培」では、9月に定植を行い、12月から2月中旬にかけて長期にわたる収穫が楽しめます。寒冷な気候で育ったセリは身が引き締まり、セリ本来の風味豊かな味わいが際立ちます。冬ならではの繊細で深い味わうことが出来ます。
1.種まきと育苗
春(3月~5月)に水はけの良い土壌で種まきを行います。適度な湿度と水温を保つことが大切です。
2.定植
苗が5~10㎝ほどに成長したら、定植を行います。または根元を残して外葉から収穫すると、長い間収穫することができます。
3.収穫
種まきから約2~3ヵ月で収穫が可能です。茎の長さが15~20cmほどになったら、根元からはさみで切るように収穫します。
稲作(あきたこまち、美山錦)
秋田県で最も多く生産されている「あきたこまち」と、日本酒が盛んな地域に欠かせない「美山錦」を育てています。
寒さが厳しい秋田の地域で育つお米は、寒さに耐えるために大地の栄養を多く取り込み、身が引き締まって非常に味わい深いお米に仕上がります。
あきたこまちは、名前のとおり秋田県を中心に栽培されている食用米で、高品質な炊き上がりが人気のお米です。炊き上がりはふっくらとしてつやがあり、甘みと旨味が感じられるのが特徴です。また、その品質の高さから酒米としても広く愛されており、特に秋田県の地酒には欠かせない存在です。
美山錦(みやまにしき)は、日本酒の醸造に使用されるお米の一種で、冷涼な気候での栽培に適した品種として知られています。米粒は大粒で、醸造に必要な心白(米の中心にある白い部分)が多いため、純米酒や吟醸酒に適しています。
1.種まきと苗づくり(3月~4月)
3月ごろ、米の種(種もみ)を水に浸して、発芽させます。4月には、発芽した種をビニールハウスや温床で育てて苗をつくります。
2.田植え(5月~6月)
5月から6月にかけて、育てた名を田んぼに植えます。この時期は、温かくなり始めているため、苗が順調に成長します。
3.稲の成長
田んぼの水の量を調整し、病気や害虫が発生しないように注意しながら、必要な栄養(肥料)を与えて稲を育てます。
4.米の実り(8月~9月)
8月から9月にかけて、米がしっかりと熟成します。稲穂が黄金色になり、収穫の準備が整います。
5.収穫(9月~10月)
9月から10月にかけて、お米を収穫します。
6.乾燥と精米(10月~11月)
10月~11月から収穫したお米を乾燥させ、もみ殻をとるため精米を行います。
7.出荷と保存(11月~翌年2月)
精米された米は袋に詰められ、蔵元や市場に出荷されます。品質を保つため、適切な温度と湿度で補完されます。
その他の事業
農産保存食料品製造、加工
三関ファームで生産された商品を保存加工品として製造し、より地域に浸透しやすく、手に届きやすいものとして提供しております。
食材納入事業
生産された食品を学校機関や福祉施設、旅館などの施設に納品する事業を行うことで、地域に幅広く食事の提供を行っております。
農産物検査登録検査機関登録
三関ファームは農作物に関する検査機関として登録されており、自社の作物はもちろん、他の作物に対して安全で安心な食品であることを保証することができます。
ボランティア活動
地域のごみ拾いから、冬場の除雪作業など、農業以外の取り組みも行い、地域の問題に対して社員一同で取り組んでおります。